トタン屋根の葺き替えの適切時期は?耐用年数と費用とメンテナンス方法

メンテナンスせずに放置すると穴が開く事を話す業者の人

こんにちは、祐太郎です。

住宅を建ててから、常に雨や雪から家を守ってくれている屋根。

この屋根には、トタン屋根、瓦屋根、コロニアル屋根など、様々な種類があります。

その中でも一般住宅で最も多く使われている、トタン屋根。

このトタン屋根と言うのは、建築後、どの位を目安にして、葺き替え時期がやって来るのでしょうか?

 

結論からお話ししてしまいますが…

 

トタン屋根の葺き替えは、メンテナンス次第で長くも短くもなる

 

と言うのが答えになります。

 

今回はこのトタン屋根の耐用年数と言う事にスポットをあててお話ししていきます。

 

 

トタン屋根の葺き替え時期は塗装などのメンテナンス次第

葺き替えは屋根塗装などのメンテナンス次第

まず、一般的にトタン屋根と呼ばれている、屋根材の材質についてお話ししていきます。

 

このトタン屋根と呼ばれている屋根材は、ガルバリウム鋼板というものが最も多く使われていて、鉄にアルミをメッキして作られている金属になります。

 

鉄はコストは安いですが、錆びやすいというデメリットがあります。

また、アルミの方は、価格が多少高いですが、錆などの腐食に強いと言うメリットがあります。

この二つの金属のメリットとデメリットを融合させて作られたのが、ガルバリウム鋼板と言う金属です。

 

しかし、いくらアルミでメッキされているからと言っても、そのアルミの下は鉄になりますので、半永久的にメンテナンスが不要と言う訳ではありません。

住宅建築後、雨や風や雪などの自然の状況にさらされたままの状態になる事によって、定期的に屋根塗装などのメンテナンスが必要になってきます。

 

そしてこのガルバリウム鋼板も大きく分けると、表面の焼付塗装の塗膜の耐用年数が、15年保証のガルバリウム鋼板と、20年保証のガルバリウム鋼板の2つがあります。

この15年保障と20年保証と言うのは、住宅建築後の初回の屋根塗装などのメンテナンスを行う際の参考にして下さい、と言う意味合いのもので、あくまでも目安の耐用年数になりますが、
一般的には、この製造元の方でお話しされている、15年保障や20年保証と言う目安の耐用年数を参考にして、初回の屋根塗装などを行ってあげると良いです。

 

ただし、先ほどお話しした様に、あくまでも目安の耐用年数ですので、何処の家でも同じ様にあてはまると言う訳ではありません。

 

例えば海に近い場所に建築された住宅のガルバリウム鋼板と、山に近い場所に建築された住宅のガルバリウム鋼板では、やはり、海の傍に建築された住宅に使用されているガルバリウム鋼板の方が、浜風にさらされる頻度が多くなりますので、塩害の影響を受けて、製造元の方でお話ししている耐用年数に満たない内に、赤錆などが発生してくる可能性が高い訳です。

 

ガルバリウム鋼板だからと言っても、製造元の方で明記している15年保証や20年保証という年数は、あくまでも参考にしていただいて、自分の家が建築された場所の立地条件や、その年に至るまでの気象状況なども加味して、築7年を過ぎたら、色褪せや赤錆が出てきていないか?と言う事を注意して観察する様にして、赤錆や色褪せが進行しない状態でメンテナンスを繰り返していく事によって、葺き替えの時期を遅らせる事が出来る様になります。

 

では次に、屋根塗装などのメンテナンスをせずに、放置した場合、トタンはどうなっていくのか?と言う事についてお話ししていきます。

 

 

塗装の時期を放置してトタン屋根を葺き替えしないと

屋根塗装せずに放置すると穴が開くと話す業者の人

前の見出しで、ガルバリウム鋼板に屋根塗装などのメンテナンスを行っていく時は、耐用年数や立地条件などから赤錆や色褪せの有無を見て判断する、と言う事はお話ししました。

では、ガルバリウム鋼板に赤錆が発生しても、屋根塗装などのメンテナンスを行わずに放置した場合は、一体どの様になっていくのか?と言うと…

 

まず、屋根のガルバリウム鋼板と言うのは、どのくらいの厚さがある金属だと思いますか?

 

実は、0.35mm~0.7mmの範囲で製造されていて、その中でも、0.35mmの厚さのガルバリウム鋼板が、最も多く住宅建築の際に使用されています。

この通り、1mmにも満たない厚さなんです。

 

そしてガルバリウム鋼板と言うのは、耐用年数を過ぎてもメンテナンスを放置していると、最初に色が冷めていきます。

この色褪せの状態になっても更に放置していくと、今度は赤錆や白錆などが出始めます。

更に、この赤錆や白錆が発生しても、まだ放置する状態が続いていくと、最後には1mmにも満たない厚さのガルバリウム鋼板に、穴が空いてしまうと言う状態になっていきます。

 

勿論、この穴が空いてしまう状態になるまでと言うのは、かなりの期間を経過しないとならない訳ですが、気を付けなくてはならないのが、この状態になるまでの過程です。

 

実は、屋根をメンテナンスする為の屋根塗装で使用していく塗料と言うのは、赤錆や白錆などの錆の上に塗っても、上手く密着してくれず、剥がれてしまいます。

その為、赤錆や白錆などが発生したガルバリウム鋼板と言うのは、そのままの状態で屋根塗装を行う事が出来ない為、ケレンと言う錆を削り落としていく作業を施す事になります。

 

しかし、ケレンを施して錆びを削り落としていけばいくほど、1mmにも満たない厚さのガルバリウム鋼板が、もっと薄くなっていく訳です。

 

そう言う理由から、穴が空くのを防ぐ為に屋根塗装などのメンテナンスを行っていくと言う考えよりも、寧ろ、穴が空く前の赤錆や白錆などが発生しない様にする為に、屋根塗装などのメンテナンスを行っていくと言う事が重要になってくる訳です。

 

 

トタン屋根の葺き替えは錆や老朽化で時期を判断

赤錆が広がりきったトタンの様子

トタン屋根の葺き替え時期は、錆の広がり具合など、トタン屋根を全体的に見渡した時の、老朽化の具合を見て判断します。

 

ガルバリウム鋼板は、屋根塗装などのメンテナンスを定期的に繰り返してきたからと言って、半永久的にもつと言う訳ではありません。

勿論、屋根塗装などを全くしてこなかった時と比べると、明らかに錆の発生や、広がり具合は遅くなりますが、それでも少しずつ老朽化は進んでいきます。

 

住宅の立地条件や、その年に至るまでの気象状況によっても変わってきますが、築20年を超えたガルバリウム鋼板の場合で、屋根全体を見渡した時に、広範囲に渡って明らかに赤錆や白錆が見受けられる場合は、そのタイミングで屋根塗装ではなく葺き替えを行った方が、その後に屋根塗装を繰り返していく費用の事なども考えた時に、安価で済むと言う事もあります。

 

築20年を超えたら、屋根全体の錆の広がり具合を見て、屋根塗装か葺き替えを判断する事が望ましい、と言う事を覚えておいて下さい。

 

 

トタン屋根を葺き替えした時の費用はこれだけ

トタン屋根の葺き替えの金額を提示する担当者

費用に関しては、そのお店によって多少の違いは出てくると思いますが、ごく普通の経営方針で活動されている板金屋さんやリフォーム屋さんに、トタン屋根の葺き替えをご依頼されると、1坪辺りの金額が20,000円前後25,000円前後の範囲になってくると思います。

ちなみに弊社の方では、横葺き屋根と立平葺き屋根を葺き替えする場合、1坪辺りの金額が、22,000円で、瓦棒葺き屋根を葺き替えする場合が、25,000円で行わさせていただいております。

この他に、唐草に関しては、1mあたり、3,000円前後5,000円前後

1階の屋根を葺き替えする際に発生する、外壁の補修部分に関しては、1mあたり、5,000円前後8,000円前後になってきます。

 

ちょっと入り組んだ収まりのある屋根の場合は、その状況によっても変わってきますので、ご依頼される業者さんの方に確認してみて下さい。

ただ殆どの場合、多少入り組んだ箇所があったとしても、上記でご説明した1坪の金額内で済ます事が出来るはずです。

 

工期の方は、建坪で30坪前後~40坪前後の住宅を、3人~4人の職人さんで葺き替えした場合で、普通に職人さんが屋根の上を歩けるくらいの傾斜の屋根を葺き替えする場合、4日~5日前後の日数になってきます。

 

 

葺き替えする時にトタン屋根で時期の他に注意する事

注意を払いながら葺き替えをしていくと話す職人

トタン屋根の葺き替え工事と言うのは、色々あるリフォーム工事の中でも、増築や改築の様に工期が1カ月~3カ月もかかる工事ではありませんので、そう意味でお話しすると中型規模の工事と言う事になります。

しかし、屋根のトタンの全体を剥がして行う工事になりますので、工事期間中は様々なトラブルが起こる事が予想されます。

主に注意しなければならない事と言うと、下記にあげる様なものになると思います。

 

  • トタンを剥がした際に舞うゴミ
  • 工事期間中の業者さんたちの車の駐車場所
  • 業者さんたちが吸うタバコの灰
  • 工事の音や職人さんたちの大きな声

 

他にも出てくると思いますが、主なものでは上記の様な事だと思います。

 

どれも施主側よりも業者側の方で注意しなければならない問題ですが、担当者の方に工事前の打合せの段階で話して、確認すると同時に、一応念のため注意を促した方が良い問題になります。

 

※特にトタンを剥がした際に舞うゴミは、その現場によっては量も多く、お隣の敷地に降りかかってしまう事があります。

 

 

ここまで、トタン屋根の葺き替えの適切時期、と言う事でお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

葺き替え時期に迷った際の、参考にしていただけると嬉しいです。

 

 

他の記事も読んでみて下さいね!

工事中に業者がベランダに無断で侵入して被害に合った場合の対処法

 

2×4住宅でシロアリが出た時はすぐに調査をして駆除や予防の対策を