こんにちは、祐太郎です。
いつも当ブログにお越しいただいて、ありがとうございます。
連日に渡って外壁塗装にまつわるお話をさせていただいておりますが、今回も外壁塗装のお話しになります。
一戸建て住宅に住んでいると、必ず訪れる外壁塗装の時期。
しかし普段から建築関係のお仕事をされている方などでないと、普通に生活をしていて、外壁塗装の時期が来たかどうかと言うのは分からないと思います。
では一戸建て住宅にお住まいの方が、自分の家に外壁塗装の時期がやって来たと言うのはどうやって知ればいいのでしょうか?
結論からお話ししてしまいますが、一戸建て住宅の外壁塗装の時期は、築年数と使用塗料、そして既存外壁材の劣化の状態から知る事が出来る様になっています。
そこでこちらのページでは、一戸建て住宅の外壁塗装の適切な時期について主に…
- 一戸建て住宅の外壁塗装の適切な時期の見極め方
- 一戸建て住宅の外壁塗装を行うのにベストな季節
- 一戸建て住宅に外壁塗装の時期が来た時に注意する事
などの3つについて色々な角度からお話ししていきたいと思います。
一戸建ての外壁塗装の初回時期は築10年を目途が無難

一戸建て住宅の外壁塗装の時期を見極めるやり方として最も無難なのが、築年数から数えるやり方になります。
外壁材にも様々な種類がありますが、一般住宅では主に窯業系と呼ばれる外壁材が一番多く使用されています。
そしてこの窯業系外壁材と言うのは、住宅建築に使用される前の工場で作成される際に、焼付塗装と言う塗装膜を施される様になっています。
外壁材と言うのは一度住宅建築などで使用されると、その後は何年もの間に渡って、雨や風などにさらされたままの状態になります。
しかしこの焼付塗装の塗装膜に保護されている為に、雨や風にさらされたままの放置状態でも耐える事が出来る訳です。
ところが耐えられると言っても半永久的に耐えられる訳ではありません。
雨や風にさらされたままの状態でおよそ10年と言う年月を目途に、外壁材を保護している焼付塗装の塗装膜自体が劣化していきます。
つまり一戸建て住宅と言うのは、この築10年と言う年数が近づいて来たら外壁塗装の時期がやって来た、と言う一つの目安にする事が出来る訳です。
次に新築時からの築年数で外壁塗装の時期を知る方法ではなくて、一度外壁塗装を行った後の次回の時期を知る方法についてお話ししていきます。
一戸建ての外壁塗装の時期は塗料の耐用年数からも分かる

一戸建ての外壁塗装は、築10年を迎えた時に一度行えば良いと言う訳ではありません。
築10年の時に一度外壁塗装を行った後は、再び数年後に外壁塗装の時期がやって来る様になっています。
ただこの一戸建て住宅の次回の外壁塗装の時期と言うのは、前回の外壁塗装の時に使用した塗料の耐用年数からも分かる様になっています。
前の見出しでお話ししましたが、外壁材と言うのは作成時に工場の方で焼付塗装と言う塗装膜が施された形で住宅建築に使用されていきます。
そしてこの塗装膜が建築後のおよそ築10年を目途に劣化していきます。
つまりこの劣化した塗装膜の代わりに新しい塗装膜を施すのが目的で、外壁塗装が行われていく訳です。
一戸建て住宅の外壁塗装を行う時に使用される塗料には、主に下記の3つ種類があり、その塗料によって耐用年数が違ってきます。
塗料の種類 | 耐用年数(目安) |
シリコン樹脂塗料 | 10年前後~12年前後 |
フッ素樹脂塗料 | 15年前後~20年前後 |
光触媒塗料 | 15年前後~20年前後 |
つまりこの前回使用した塗料の耐用年数の終わりが近づいて来たら、再び外壁塗装の時期が近づいて来たと言う風に知る事が出来る訳です。
では次に年数ではなくて、外壁材の劣化の状態から一戸建て住宅の外壁塗装の時期が分かる症状についてお話ししていきます。
一戸建ての外壁塗装の時期は劣化と耐用年数で分る

ちなみに前の見出しでお話しした新築時から10年目と、前回の外壁塗装の時に使用した塗料の耐用年数から次回の外壁塗装の時期を判断する方法の他に、既存外壁材の劣化の具合でも外壁塗装の時期がやって来たかどうかと言うのが分かる様になっています。
一戸建て住宅の場合、これは初回の外壁塗装時期でも、2回目以降の外壁塗装時期でも同じで、以下の様な劣化の症状が見受けられる様になったら、外壁塗装の時期がやって来たと言う風に判断する事が出来ます。
- 全体的な色褪せ
- 塗装膜が劣化して粉化したチョーキング
- コーキングの痩せやひび割れ
- 外壁材のひび割れ
外壁材に施された塗装膜の劣化が始まると、まず初めに色褪せと言う症状が起こる様になります。
この色褪せが塗装膜の劣化で最も初期の症状になります。
そしてこの色褪せの次に見られる様になるのが、手や指で外壁面を触ると劣化して粉化した塗装膜が、チョークの粉が付いた様な感じで付く様になるチョーキングと言う症状や、コーキングの痩せやひび割れと言った症状が現れる様になります。
更にそのまま症状が進行していく事によって、外壁材自体にもひび割れが起こる様になっていきます。
実は一戸建て住宅の外壁塗装に一番向いている時期と言うのは、これらの症状が現れる前の段階、つまり劣化が症状として表れてくる一歩手前の段階で外壁塗装を施してあげるのが一番理想的になります。
そう言う事からも考えて、一戸建て住宅の外壁に、今お話しした4つの症状が現れる様になったら、外壁塗装の時期がやって来たと言う風にお考えいただいて、あまり放置する事なく、早めに手を入れてあげる事をお勧めします。
では次に、一戸建ての外壁塗装を行うにあたって、一年の中ではどの時期が良いのかについてお話ししていきます。
一年の季節で一戸建ての外壁塗装にメリットのある時期

一戸建ての外壁塗装を行うにあたって一年の中で一番良い時期と言うのは、春の終わりと秋の始まりから中盤にかけてになります。
そのお住まいになられている地域によって若干前後しますが、月でお話しすると6月と9月から10月の中旬にかけてになります。
勿論それ以外の7月や8月も普通に出来ますが、外壁塗装と言うのは基本的に住宅廻り全体に足場を建てて、更にその足場に塗料飛散防止用ネットを設置して、窓廻りもビニールで全て養生された状態で行う為、真夏の時期などは家の中で生活している施主の方たちが、暑い思いをしながら工事期間中を過ごす事になります。
また地球温暖化や異常気象が関係しているのか、最近の7月や8月のいわゆる真夏の時期には、暑さから体力を消耗してしまい、作業中に熱中症で倒れてしまう職人さんたちもいます。
一戸建ての外壁塗装で使用されていく塗料と言うのは、基本的に気温が5度以上あれば普通に乾いて、きちんと塗装膜も出来る様になっています。
この気温の事を考えて、家の中で生活をしている施主の人たちも、そして外壁塗装工事を行っていく職人さんのどちらもあまり暑い思いをする事がない様な、春の終わりと秋の始まりから中盤にかけての2つの時期が、一戸建ての外壁塗装に一番向いている時期と言う事になります。
外壁塗装の時期が来た一戸建てのご家庭で注意する事

一戸建て住宅で外壁塗装の時期が近づいて来た時に施主側で注意が必要な事と言うのは、主に下記にあげる様な事になります。
- 工事前に近隣に挨拶をしておく
- 業者さんたちが車を駐車するスペースを確保しておく
- 足場を建てる為、住宅廻りの物を移動させておく
まず一戸建ての外壁塗装と言うのは、住宅廻り全体に足場を組み立てて行っていく為、周囲の人たちから見たら大きな工事をやっている、と言う様に見えると思います。
その様な工事が何の知らせもなく、ある日突然お隣で始まったら驚くと言うもの。
工事ごとはお互い様ですが、何か不測の出来事が発生して近隣の人たちとトラブルにならない様に、事前にご挨拶を行っておくと言う事はとても重要です。
そして工事期間中は塗装の職人さんばかりでなく、色々な業者さんが家にやって来ます。
家の前に路上駐車しても問題のない地域はいいですが、その地域の場所によっては、長い時間路上駐車をする訳にはいかない場合もあると思います。
しかし工事車両を現場の近くに駐車出来ないとなると、外壁塗装の作業の進行状況にも影響が出てきます。
この工事関係者の人たちの車の駐車場所については、工事を依頼する施主の人たちの方で確保しておくのが基本になります。
もし確保するのが困難な場合は、早めに業者さんの担当者に相談をして、工事期間中に車を駐車出来ないと言う事のない様に注意しましょう。
また外壁塗装で足場を組む時には住宅廻りに物があると作業に支障が出ますし、何かのはずみで破損してしまう恐れもあります。
この普段住宅廻りに置いてあるものについても、施主側の方で工事が始まる前までに移動させておいた方がよいものになりますので、外壁塗装の日程が決まったら、その日が来るまで敷地内に邪魔にならない場所に移動させておく様にしましょう。
以上、ここまで、一戸建ての外壁塗装の時期、と言う事でお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめると下記7つ。
- 一戸建ての初回の外壁塗装の時期は築10年が目安
- 2回目以降の外壁塗装は塗料の耐用年数で時期が分かる
- 外壁材の劣化の状態でも外壁塗装の時期が分かる
- 外壁塗装が一年の中で良い時期は6月と9月から10月の中旬
- 工事前に近隣に挨拶をしておく
- 工事車両などの駐車場所を確保しておく
- 工事の日までに住宅廻りの物を移動させておく
一戸建て住宅の外壁塗装の適切な時期を知る為の、参考になれば嬉しいです。
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