巾木を自分で修理する方法を紹介|役割や交換時期や取り外すやり方

巾木を自分で修理するやり方を教える熊

こんにちは、祐太郎です。

前回から、壁と床がぶつかる部分に取り付けられている『巾木』についてお話ししておりますが、今回はこの巾木を自分で修理するやり方について、様々な角度からお話ししていきたいと思います。

 

ちなみに巾木とは、下の写真で示している箇所の部材になります。

巾木の位置

 

こちらのページでは主に…

 

  • 巾木の本来の役割
  • 巾木を自分で修理や交換をする手順
  • 巾木を自分で修理する時の目安の費用
  • 自分で巾木を修理する場合に注意する事

 

などの4つの事について、お話ししていきたいと思います。

 

 

巾木を自分で修理して初めて分る役割

巾木の役割を知って驚く女性

リビングや寝室、そして応接室などの洋間であれば、必ずと言っていいほど付けられている巾木と言う部材。

しかし、『屋根は雨などから室内を守る為のもの』、『フローリングは人が歩く場所』と言う様な感じで、なぜ巾木が取り付けられているのか?役割とは何なのか?と言う事については分からない方の方が多いと思います。

まず、この巾木の役割についてお話ししていきます。

 

この巾木と言うのは、室内の壁の一番下場の部分と、フローリングなどの床材が設置する箇所に、覆いかぶさる様に取り付けられています。

なぜこの場所に取り付けられているのかと言うと、壁の下場の部分と床材の接地面というのは、ぴったり密着している箇所もあれば、数mm程度隙間が開いてしまっている箇所があります。

勿論、理想としては、設置している面が端から端まで密着してくれていればいいのですが、やはりいくら大工さんと言えども人間です。

機械の様に隅から隅まで1mmも狂わない様に施工していくと言うのは出来ないのです。

 

つまり、いくら綺麗でおしゃれなクロスを壁紙として選んで張り付けたとしても、隙間が見えているところと、隙間がないところがあるとなると、部屋全体を見た時の雰囲気もあまりよろしくない感じになってしまう訳です。

巾木は、この隙間がある箇所と隙間のない箇所を分からない様にする為の、『目隠し』の役割を持つ、収まりの部材として存在しているものになります。

 

またそう言う理由から、この巾木については、どの様な部屋に入っても、必ずと言っていいほど付いています。

 

ちなみに私は今、マクドナルドでこの記事を書いているのですが、マクドナルドの様な店舗で、人が靴を履いて歩く様な部屋の中にも付いています。

 

つまり、人の目に入る表面的なデザインと、建築物を作成していく際に出てしまう、そのままの状態では収まりが悪く、見えてしまう様な場所の目隠し、と言う、2つの役割がある部材になります。

 

では次に、巾木は自分で修理や交換が可能なのか?と言う事についてお話ししていきます。

 

 

巾木はDIYで自分で修理出来る

巾木が自分で修理可能な事を知り感動する男性

結論からお話ししてしまいますが、この巾木については…

 

自分で修理や交換が可能な部材

 

になっています。

 

しかも、割と物凄く簡単に出来てしまいます。

 

ただ、巾木には主に、『木製巾木』『ソフト巾木』の2つの種類があります。

この内、『木製巾木』については、釘を使う施工法になりますので、自分でDIYなどの商品を仕入れてきて修理や交換を行う時は、『ソフト巾木』と呼ばれているものを使用される事をお勧めします。

 

ちなみに『木製巾木』についても、左程難しい施工方法になると言う訳ではありません。

日曜大工とか、造作物に対して、多少の心得のある方であれば、意外に簡単に出来てしまいますので、もしご興味のある方は次の見出しからの記事を参考にして、修理や交換を行ってみて下さい。

 

では次に、実際に巾木を自分で修理するやり方、についてお話ししていきます。

 

 

巾木を自分で修理する手順

巾木の修理のやり方を教える女性

では実際に、自分で巾木を修理するやり方をご説明していきます。

 

まず先ほどお話しした通り、巾木には主に、『木製巾木』『ソフト巾木』の2つの種類がありますので、ここでは『木製巾木』を修理と交換する場合を中心にお話ししていきます。

更に、修理には、『補修』と言うやり方と、『交換』と言うやり方がありますので、別々にご説明していきます。

 

巾木をパテで補修するやり方

巾木が補修でも修理可能な事を知る男性

例えばですが、部屋の中にうさぎや犬を飼っていて、そのうさぎや犬に巾木をかじられてしまったと言う場合などですが、この言う時は大方の場合、『補修』と言うやり方で対処出来ると思います。

 

用意するものは下記の…

 

  • 木工用のエポキシパテ
  • 紙やすり
  • 木工やすり
  • ヘラ
  • カッター
  • 塗料または絵の具など

 

施工方法は、下記を参考にしてみて下さい。

 

まず初めに、うさぎや犬にかじられて、ぶさぶさになってしまっている箇所を、紙やすりや木工やすりなどを用いてやすりがけをして、滑らかな状態にしていきます。

補修を行っている面にやすりがけを施して滑らかな状態になったら、次にホームセンターなどで売られている、『木工用のエポキシパテ』を適量塗って、元の形状を思い出しながら、指である程度の形を作って、10分~20分ほど放置します。

10分~20分経過するとパテが固まりますので、さらに紙やすりや木工やすりなどを用いて、形を整えていきます。

パテも固まり形も整えられたら、その上に塗料や絵の具などで色を付着していきます。

 

補修で修理を行う場合は、大方の場合、このパテを使っていくやり方で対応出来ると思います。

 

 

巾木を交換するやり方

巾木の交換のやり方を伝える職人

前の見出しでお話しした、パテを使っての補修以外は、思い切って交換をした方が良いと思います。(その方が早い、と言う意味です。)

この場合は『木製巾木』と『ソフト巾木』で多少やり方が違ってきます。

それぞれでご説明していきます。

 

木製巾木を交換する

木製巾木を交換する時は少し手間がかかると話す女性の職人

木製巾木を自分で交換する場合に用意するものは、主に下記の9つになります。

 

  • 木製巾木の商品
  • ヘラ
  • メジャー
  • のこぎり
  • 紙やすり
  • 木工用ボンド
  • 下地調査器
  • 金槌(かなづち)

 

施工方法は、以下を参照して下さい。

 

まず、既存で取り付けられている巾木と壁に間に『ヘラ』を忍び込ませて、巾木を取り外します。(ヘラを忍び込ませて少し手前に引くと、簡単に取り外す事が出来ます。)

紙やすりを使って、既存の巾木を剥がして、新しく巾木を設置する面を整えていきます。

次に、メジャーを使って、巾木を取り付けようとする箇所の長さを図ります。

メジャーで測った長さ分をのこぎりを使い、新しく設置する巾木をカットしていきます。

カットした巾木の切り口を紙やすりを使い、整えていきます。

下地調査器を壁に差し込み、壁内にある『柱』『間柱』などの、釘を打った時に下地になる場所を探します。

取り付けたい巾木の裏面に木工用ボンドと塗り、取り付け位置に張り付けます。

木工用ボンドだけの接着だと剥がれてしまう心配がありますので、下地調査器で探した下地の場所に、巾木の上から釘を打って完全に固定します。

 

やってみるとそんなに難しいものでもないのですが、下地調査器で下地を探したり、釘を打ち込んだりするのに抵抗を感じる方は、次のソフト巾木で交換するやり方をお勧めします。

 

 

ソフト巾木に交換する

ソフト巾木の交換があまりにも簡単で驚く女性

ソフト巾木への交換は本当に簡単に出来ます。

用意するものは以下になります。

 

  • ソフト巾木の商品
  • ヘラ
  • 紙やすり
  • カッター
  • 定規
  • メジャー
  • ベンリダイン(接着剤)
  • ローラー

 

施工方法は以下を参照して下さい。

 

初めに、既存の巾木と壁の間にヘラを差し込んで、巾木を外していきます。(木製巾木でご説明した時と同様に、差し込んだまま少し手前に引くと簡単に外れます。)

外して、新しい巾木を取り付けする面を、紙やすりなどで整えていきます。

メジャーを取り付けする場所にあてて、必要な長さを図っていきます。

その長さ分だけのソフト巾木を、カッターなどを用いて切り取っていきます。

切り取ったソフト巾木の裏面にベンリダイン(接着剤)を塗布します。

巾木の取り付け位置に、ソフト巾木を取り付けていきます。

取り付けしたソフト巾木の上からローラーを転がして、しっかりと密着させていきます。

 

自分で巾木を修理するやり方が分かったところで、今度は自分で巾木を修理していく場合の費用、についてお話ししていきます。

 

 

自分で巾木を修理する時の費用

巾木の修理費用を説明する家

巾木を自分で修理や交換する場合の費用についてお話ししていきます。

 

パテを使って自分で補修する際の費用

自分でパテで補修した時の金額を説明する女性

まず、パテなどで補修を行っていく場合は以下になります。

 

必要なもの 目安の金額
木工用のエポキシパテ 1,000円前後~3,000円前後
紙やすり 1.000円前後~2,000円前後
木工やすり 1,000円前後~5,000円前後
ヘラ 1,000円前後~2,000円前後
カッター 100円前後~500円前後
塗料、または絵の具など 1,000円前後~5,000円前後

 

 

次に、木製巾木に交換する場合の費用についてお話ししていきます。

 

 

自分で木製巾木に交換していく際の費用

木製巾木を交換した時の金額を説明する家

自分で既存の巾木を取り外して、新規に木製巾木を取り付けしていく場合の費用は以下になります。

 

必要なもの 目安の金額
木製巾木の商品 1mあたり、1,000円前後~2,000円前後
ヘラ 1,000円前後~2,000円前後
メジャー 500円前後~1,000円前後
のこぎり 1,000円前後~3,000円前後
紙やすり 1,000円前後~2,000円前後
木工用ボンド 500円前後~8,000円前後
下地調査器 1,000円前後~3,000円前後
500円前後~2,000円前後
金槌(かなづち) 2,000円前後~5,000円前後

 

 

次に、ソフト巾木に交換する際の費用についてお話ししていきます。

 

 

自分でソフト巾木に交換していく場合の費用

自分でソフト巾木を交換した時の金額が安くて驚く男性

自分で既存の巾木を取り外して、新規にソフト巾木を取り付けしていく際の費用は以下になります。

 

必要なもの 目安の金額
ソフト巾木の商品 1mあたり、200円前後~1,000円前後
ヘラ 1,000円前後~2,000円前後
紙やすり 1,000円前後~2,000円前後
カッター 100円前後~500円前後
定規 100円前後~500円前後
メジャー 500円前後~1,000円前後
ベンリダイン(接着剤) 3,000円前後~13,000円前後
ローラー 500円前後~3,000円前後

 

 

次に、一応、自分でではなく、業者さんに修理をお願いした場合の費用についてもお話ししていきます。

 

 

自分ではなく業者さんに巾木の修理をお願いした場合

巾木修理の金額を提示する担当者

自分ではなく、業者さんの方に巾木の修理を依頼した場合の金額についてお話ししていきます。

8畳の部屋の巾木を交換する場合と言う事でお話ししていきます。

工事をする際の道具などを揃えるのが億劫だと言う方は、こちらの業者さんにご依頼される方をお勧めします。

 

木製巾木に交換してもらう場合 15,000円前後~20,000円前後
ソフト巾木に交換してもらう場合 10,000円前後~15,000円前後

 

 

また、上記の様に交換ではなく、補修と言う形で修理を行ってもらう場合は、その補修を行う程度にもよりますが、あくまでも交換ではなく補修を行える範囲と言う事で考えた時に、おおよそ、1万円前後~2万円前後をみて頂ければ大丈夫だと思います。

 

自分で巾木を補修や交換する場合と言う事でお話ししてきました。

こうして見てみると、一つ一つの金額は高くはないのですが、トータルすると結構な金額になる場合もあります。

それぞれのご自宅の修理が必要な箇所を見て、費用の他に、修理する時間なども考慮して、自分で修理した方が良いか?それとも、業者さんにお任せした方が良いか?と言うのを考えてお決めになってみて下さい。

 

 

自分で巾木を修理する時はここに気を付ける

巾木修理の注意事項を話す女性

巾木を自分で修理する場合に気を付けなければならない事は、以下の3つになります。

 

怪我

巾木の修理中に怪我をした女性

巾木の修理となると、普段から工事工具などに慣れている職人さんと違い、殆どの方は、あまり馴染みのない経験になってくると思います。

そうなってくると、やはり一番気を付けなければならない事は、怪我をしない様に行っていくと言う事だと思います。

 

一般の方でも割と簡単に出来る施工内容と言っても、やはりカッターや金槌(かなづち)などを使っていく訳です。

普段やり慣れている職人の人たちでも、たまにですが、うっかり怪我をしてしまう事もありますので、怪我には十分に注意が必要です。

 

 

破損

周囲の物を破損させない様に気を付ける人

また、自分への怪我と同じで、やはりやり慣れていない作業を行うと言う事から、巾木の周囲にある、フローリングやクロスに傷をつけてしまうと言う事も考えられます。

折角、巾木を修理しようと思っての作業でも、それが原因で他の場所を壊してしまっては元も子もありません。

2次被害なども起こさない様に気を付けなければなりません。

 

 

見た目

綺麗に仕上げてほしいと願う女性

そして、2次被害ではありませんが、当然、見た目の問題も大切です。

普段やり慣れていない事をやる訳ですから、デザインのプロみたいにはいかないかも知れませんが、巾木は部屋の中にあり、常に目につく場所にあります。

一度施工したら、その修理を行った箇所を見ながら生活をしていく事になります。

プロの様なセンスはいらないかも知れませんが、修理が終わった後に違和感のない仕上がりになる様にイメージして、丁寧な修理を行って行かなければなりません。

 

 

自分の家に似合った巾木を見つけて修理を

部屋に合う巾木を見つけて下さいと話す業者の人

巾木には『木製巾木』や『ソフト巾木』があると同じで、この木製巾木とソフト巾木の中にも、様々なデザインがあります。

先ほどの話の通り、補修と言う形で修理を行っていく時は、その後に、その補修した箇所を見ながら家族で生活を送っていく事になります。

そう言った意味では、見た目を十分に気にしながら補修を行っていくと言う事が大切です。

 

また交換で行っていく時も、一か所だけの数メートルのみを交換していく場合は、周囲の元からある交換しない巾木との調和を考えなければなりません。

 

更に、部屋の中の巾木を全部交換する場合でも、やはりクロスやフローリングとの調和を考えて選んでいかなければなりません。

 

巾木の選び方一つで部屋の雰囲気が違う様に感じられる事もあります。

何度もお話ししますが、補修にしても交換にしても、工事が終わった後は、その完成した巾木を見ながら生活していく事になりますので、部屋の雰囲気に合った巾木を選んで修理を行う様にして下さい。

 

 

ここまで、巾木を自分で修理する方法、と言う事でお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

まとめると下記の5つ。

 

  • 巾木はデザインだけでなく、目隠しとしての役割がある
  • 修理の時は補修と交換の2つのやり方がある
  • 費用を見て、自分で修理か業者さんに依頼かを考える
  • 自分で修理する時は、怪我、破損、見た目に注意する
  • 自分で修理する時は、収まりやデザインにも気を付ける

 

巾木が壊れたり、交換して部屋のイメージチェンジをしたい時などの、参考にして下さいね!

 

 

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